世の中に電動アシスト自転車が出てずいぶん経ち
モーターやバッテリーの小型化と進歩している中で
スポーツタイプの電動アシストバイクが出回るようになりましたが
そもそも、本来の自転車としての走行性能はどの程度走るのか?
途中でバッテリーが切れたことを想定して
スペックだけではわからない走りの性能を見極めるべく
アシストスイッチオフでツーリングしてみました。
走行距離80km 獲得標高960m
スタートしてから30kmのうち20kmは登坂というコース
試乗車はBESV JG1
グラベルロード型 eバイクです
車重はおよそ16kg
ロードバイクのおよそ倍の重さ
持ち上げようとすると当たり前ですがズッシリします。
と、言っても普通のママチャリ程度の重さなので覚悟を決めて持てば大丈夫。
まぁ、運搬時以外で持ち上げることはないから、それはさておき
この重量が走りにどれだけ影響するか?なんですが、
一発目の漕ぎだし
おや?想像より軽く走れるよ。
フロント42Tのチェーンリングのおかげで
スムースな走り出し。
トップギアに近いとロードでも重くて走り出せないのは同じだからね。
平坦をシフトチェンジしながら走った感じは
まぁ重さは感じるけど全然使えるじゃん。
ただ、速度を上げてみると25~27km/hくらいで急にぐっと重さを感じるようになり
30km/hで頭打ち、、、
速度はもちろん脚力しだいでしょうけど。。。
30km/h超えたスピードだとリアハブモーターを漕いで回してる感がハンパない
2~3%のゆる勾配でいつもなら出せる速度が出せない。
ず~んとした重さを感じるからシフトチェンジして1枚軽くするけどスピードに乗らない
ケイデンス上げようにも重さで回転が上がらない。
普通のロードだとある程度速度に乗れば惰性で進む感覚があり
そのすィ~と進むのがキモチe~ってなるんですが
コイツは惰性が効かず、常に足を回してないと失速してしまう。
25km/hを超える速度で平地を走ってるロード乗りがeバイクに乗ると
実はいい練習になってしまうという事実が判明しました。(笑
なので普段の速度が25~27km/hくらいの方がオートモードで走ると
スピードが落ちるとアシストが入るので脚が温存できて良いですね。
まぁもともと国内の電動アシスト車は
24km/hでアシストはオフになるのでそれ以下で走らないと恩恵が得られませんけどね。
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そして坂道
リアも最大が42Tと1対1のギア比のおかげで
くるくる回せばこれまた意外にも走れる。
頑張ればアシストなしでも坂も走れる事はわかりましたから
自転車としては悪くないんでしょうけど
ここでも自転車の重量、と言うより
リアハブモーターの重さを実感できます。
だれか後ろから引っ張ってるんじゃない?と思うくらい重い
ロードなら一瞬勾配が緩んだ時に軽さを感じるけど
まったくナシ
平坦の時にも言いましたが
惰性で進む感じがまったくありません。
福津峠を登って、黄柳野から山吉田に向かう緩い下り道
いつもなら爆走?するのにぜんぜんスピードに乗らない
平地よりマシだけど、ゆる下りでもやはり30km/hを超えて走ると抵抗を感じて
常にチカラかけてないと進まない。
漕ぎが重たいってより後輪の重さと抵抗感がマジやばいです。
普段のロードバイクがいかに良い自転車か思い知ることができました(笑
まぁまぁ
そもそも電動アシスト購入者でスピード求めて走る人がいるのか?ってお話ですけど。
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とりあえずの私見
eバイク(このBESV JG1)はバッテリー切れても普通に走ります。
ただし、坂道はかなり気合を入れる必要があります。
eバイクにオススメな使い方(使う人)は
時速20km/h前後でのんびり走りたい(もしくは走ってる)人
無理せず、頑張らず軽い運動として自転車を取り入れたい人
こんな感じでしょうか。
次回はバッテリーフルに使ってライドしてきた感想をお伝えいたします。